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推しが中野に行ってくれたら死ぬかもしれない

 

ふと、ぱっちさんから中野に行きたいとはじめて聞いたのはいつだったんだろうと思った。

 

 

 

 

私は記憶力が壊滅的なので全然思い出せなくてレポのメモで検索をかけてみたら201810月、恋してBAILA!!のフリラ仙台だった。

 

 

 

前日に定期公演がようやく完売したくらいだったからか全握で憧れのステージはって話になって、ぱっちさんは中野サンプラザって答えてた。

 

 

 

 

その時から絶対中野に行きたいって確固たる思いがあったのか、全握で急に聞かれて反射で答えたのか私には分からないけれど、この時には既に漠然とした中野への憧れがあったのは確かだと思う。

 

 

 

 

 

でも中野サンプラザと言ってくれたぱっちさんに対してその時の私は、

 

 

 

『いいね!!』

 

 

その一言だけ。

 

 

 

 

 

え...

 

 

それだけ.....???

 

浅......

 

 

『パンダドラゴンなら行けるよ!』とか『それまでずっと応援してるね』とかなんかもっと色々気の利いたこと言えば?とも思うが5年前の自分に何を言ったところで仕方ない。

 

 

 

 

 

川崎セルビアンナイトの定期公演がやっと売り切れるようになったかどうかくらいのこの時、私にとって中野サンプラザはあまりにも夢見たいな話できっと実感が湧かなかったんだろうと思う。

 

 

 

 

 

 

『いつか、行けたらいいね。』

 

 

 

 

なんて、夢とすら言えないような曖昧なものだった。

それが、パンダドラゴンの成長と共にいつしか色を帯びた。

 

 

 

 

パンダドラゴンが中野サンプラザに立つこと、それを見届けることがぱっちさんやパンダドラゴンだけの夢ではなくて私の夢にもなったのは2019923日、はじめてのおつかいツアー名古屋公演。

パンダドラゴンがBLAZEに立つことが決まった、あの日だったと思う。

 

 

 

 

 

自慢ではないが(本当に自慢にならないが)、私はパンダドラゴンととてつもなく相性が悪い。オーディションのファイナルも、CDデビューイベントも、7人最後の日も実習や仕事で行けなかったし1周年ライブはアンコールしか見れなかった。そしてBLAZEも。

 

 

 

 

BLAZEが決まった時、本当にすごくすごく嬉しかった。でもそれと同時にすごくすごく悔しかった。

 

 

 

 

 

BLAZE公演は2020215日、私は国家試験の真っ只中。どう考えても行ける日程ではなかった。

 

 

 

 

 

グループとして目標にしてたBLAZE

また私はパンダドラゴンが夢を叶える瞬間に立ち会えないんだと、こんなんで応援してるって言えるのかと複雑な気持ちだった。

 

 

 

 

 

そのあとの特典会、笑顔でおめでとうと伝えるはずがうまく伝えられない私に

 

BLAZEは今のパンダドラゴンの目標で、確かに大切な公演になるのは間違いないと思うけど、ゴールじゃない。絶対もっと大きくなって中野でもなんでも連れていくから。ファンの人が自分の夢応援してくれてる分、自分もみんなの夢を応援したい。』

 

 

 

 

 

そう言ってくれた。

 

 

 

 

その言葉が本当に本当に嬉しくて、忘れっぽい私だけど、この時のことだけは今でもハッキリと覚えてる。

 

 

 

 

 

私は私の夢を叶えて、なんのしがらみもなく、胸を張って中野サンプラザに立つパンダドラゴンを見にいこうって心に決めた。

 

 

 

 

 

 

BLAZE当日はやっぱりライブの様子が気になりはしたけど、『がんばれー!』って心の中でたくさんエールを送ってた。

少しだけ、本当に少しだけ寂しかったけれど、その夜にBLAZEの会場写真が上がって、沢山の人で埋め尽くされた会場を見て、パンダドラゴンの幸せそうな顔を見て、嬉しかった。

 

 

 

 

ずっと昔から一緒にいる相方が前の方に入れたと聞いてたのでなんとなく写真の中のその子を探した。

 

 

 

 

その子の手にはその子の推しメン、たいがちゃんの水色のペンライト。

 

 

 

 

 

 

 

そしてもう1つ、ぱっちさんの赤色のペンライトが光ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『一緒に見たかったから。』なんていつも通りの飄々とした態度で言われて、その子らしいなと思った。

 

 

 

 

私がDDに来たばかりで友達なんて全然いなくて不安だった時に友達になってくれて、それから推しが変わっても何があってもずっと傍にいてくれた子。

 

 

 

 

私が今まで出会った人の中で1番変わり者。でも誰よりも優しくて、いつも誰かのために自分が傷ついてしまうような子。

 

周りにはいつも沢山人が集まっていて、愛されることも才能なんだなとその子を見てると思う。

 

 

 

BLAZEに行けない私を気遣って赤のペンライトを振ってくれた大好きなその子と、中野サンプラザは絶対に一緒に見たいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

そして、現場がある日もない日も長い時間を過ごした大切な友達がもう1人。

 

 

 

本当にパッと花が咲いたような笑顔で笑う子。ようたさんとパンダドラゴンのことが大好きで、その愛情をちゃんと言葉と行動で表せる子。

とてもとても大きな愛情なのにそれが歪まずに本当に真っ直ぐで、それがいつも私には少し眩しい。

 

 

 

 

私は元々感情の表出があまり得意では無いのと、私の大好きは気持ち悪く無いだろうかというネガティブ思考により、好きの感情を表に出すのをセーブしがちなところがある。

 

 

 

 

仲良くなった人には必ずと言っていいほど『思ってたよりぱっちさんのこと好きなんだね!笑』なんて言われてた。

 

 

 

 

でもこの子に出会って、プラスの感情はちゃんと伝えた方が良いってことに気付いて、昔よりもぱっちさんやお友達にちゃんと好きな気持ちを伝えられるようになった。(それでもこの子には遠く及ばないけど)

 

 

 

 

そんな大好きな2人と、47ツアーというまぁまぁ(とても)ハードな5ヶ月を乗り越えて。

 

 

中野サンプラザ公演は3人で一緒に迎えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年前からあたためてきた思いとは裏腹に、当日の私はとにかくこの日受け取ったパラゴンぬいぐるみ達が可愛すぎて写真を撮りまくり、お久しぶりのオタクたちとのエンカウントに発狂し、なんやかんや開演までバタバタしていた。

 

 

 

 

あっという間に開場時間。

 

席に座って、二階席にいるはずの同居人*1を探すためにふと後ろを振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

すごい景色だった。

 

私このまま死んでしまうんじゃないかってくらい心臓がギュッと掴まれたような気持ち。

 

 

 

 

 

 

推しが中野サンプラザにいってくれたので私は今日で死ぬのかと思った。(推し中野)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして開演。

幕が開いた瞬間、中野サンプラザに立つ6人の姿。

 

 

 

"僕らの夢のステップが始まる"

 

 

 

 

パンダドラゴンの一体感、多幸感。

それが全部詰まったライブだった。

夢が叶った感動で泣いて見れないんじゃないかと思ったけれど、一曲目に大号泣して以降は本当に良い意味で涙は出なくて。

とにかくずっと楽しくて私はずっと笑顔だった。

 

 

 

ずーっとぱっちさんの憧れだったステージ。

私が夢見ていたステージ。

 

 

 

 

ずっとずっと期待を膨らませていたこの中野公演も、パンダドラゴンは私の想像なんか遥かに超える。

 

 

 

楽しくてあったかくてキラキラしたステージ

 

 

 

最初は大きいと感じた中野サンプラザも、パンダドラゴンが出てきたら足りないと思うくらいに彼らの存在感は強かった。

 

 

 

 

 

大好きな人たちの夢のステージを

大好きな人たちと一緒に見届けられた。

 

 

 

 

私の夢も叶った瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか中野を見届けたからオタクをやめそうな文になってきていて自分で書いていて焦っている。

 

 

 

中野サンプラザは私にとってBLAZEが決まった時から見届けたいって強く思ってたステージ。

 

 

 

多分これからどんなに大きいステージに立ったとしても中野公演はずっと特別なんだと思う。

 

 

 

 

でも、中野は私にとって確かに"特別"ではあったけどゴールではない。

 

 

 

 

それは勿論パンダドラゴンにとっても。

 

 

 

 

 

これからもどんどん大きくなる、そう信じている。

それをもう少しだけ見守らせてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

次なる目標は、パシフィコ横浜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、推しが中野サンプラザにいってくれても死ねない。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:

この同居人は、大学の同期で、部活が一緒で、BLAZEの日も一緒にホテルに缶詰になって勉強してた。

 

2人で夢を叶えて、偶然にも同じ病院に就職して、同じ部署に配属され、そして同じ部署に異動になった。(ここまで来るともう怖い)

 

当時放送されてた『着飾る恋には〜』というドラマに2人でハマり、影響されてルームシェアを始めた。

アイドルとは無縁だった彼女が私の精力的な布教により、いつの間にかちょこらぶになっていた。(パンダは?)

 

 

47ツアーで家を空けることが多かったから迷惑もかけたと思うけど、私が帰るといつも私のお土産を食べながら『今回のぱっちはどうだったー?何喋ったー?ライブ楽しかったー?写真見せて!』とニコニコと私の話を聞いてくれた。

 

 

中野サンプラザ公演も、見に来てくれた。

 

二階席から私が開演早々号泣している姿を見つけて、少し小馬鹿にして笑って、そして私の5年間を想って泣いてくれた。

 

ずーっと誰よりも私の隣で、私がぱっちさんを応援してる姿を見守ってくれた大切な友達!そして最早、家族のような存在。

 

 

どこに書いたら良いかわからなかったのでこんな場所で申し訳ないけれど、いつもほんとにありがとう。